地域包括支援センターの役割とは
高齢者に対する総合的な支援を行う施設です。
どのようなセンターなのでしょうか
保健師、主任ケアマネジャー、社会福祉士が高齢者への支援を行います。支援の内容は介護予防に関連するマネジメント、様々な問題に取り組みます。ここでは各支援者が個別にセンターでどの様な役割を行っているかについて記述していきたいと思います。
保健師の役割について
地 域包括支援センターに来所する人や、電話での活動を行っているだけでは、多くの高齢者へのアドバイスや情報を提供する事が出来ません。ですから保健師は老 人会や地域の行事へと積極的に足を運んでいます。活動については高齢者にメディカルチェックを行い、将来的に介護が必要になる可能性のある人について状況 把握をしておきます。それを市が行っている健康アドバイスの場や地域で行われる行事の場で、情報等を提供します。この様に保健師は自ら活動して、高齢者の 予後のために日々行動しています。
社会福祉士の役割について
現在急増している高齢者に対しての悪質な訪問販売、リフォー ム問題、高齢者に対する虐待に対して日々の生活や人権を守るための活動をしています。「権利擁護」という専門知識を持っているのも特徴です。権利擁護とは 昨今問題となっている高齢化社会の進行、少子高齢化等によって、1人暮らしの高齢者や、日中は他の家族が仕事に出ているため昼間は1人になる高齢者が増え ています。それに付け込んで、悪徳商法を行う業者も増加しています。また加齢と共に認知症等で正確な判断が出来ていない人もターゲットとなりやすくなって います。その様な悪徳業者に対抗するための権利擁護を主としています。
主任ケアマネジャーについての主な仕事
要支援1、 2の認定を受けている人に、各種介護保険サービスを使用する為の「介護予防ケアプラン」を作成します。介護保険の認定結果は、健康状態から、「要支援1と 2」、「要介護1から5」とされます。「要支援」の人は、「要介護」と認定された人より軽度ですが、いずれは「要介護状態」になる可能性があります。「要 支援状態」の人が「要介護状態」にならないように、本人の力を活かしつつ、不自由となるところをサポートする事で、「要支援者が自力で日常生活を送れるよ う」に支援調節していくのが「介護予防ケアプラン」です。