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介護の現場から 浜名湖エデンの園

ご本人とご家族の望む「逝き方」を

看護師として寄り添う「人生の仕舞い方」

介護インタビュー5_1

 静岡県浜松市の介護付有料老人ホーム「浜名湖エデンの園」の介護の現場で働く、坪井さんにお話を伺いました。

—仕事の内容は?

 入居者の健康相談、健康管理、受診の対応、入院されている入居者の病院訪問、退院調整などをしています。自立して生活されている方から介護認定を受けて生活している方まで様々ですので、その方の状態に合わせたケアを心がけています。

—この仕事を選んだきっかけは?

 もともと特別養護老人ホームに併設するデイサービスで介護の仕事をしていました。福祉の分野だけでなく医療分野も勉強してみたいと思い、看護短大に進学して看護師となりました。病院勤務を経験後、異動を希望し、現在の施設勤務は7年半になります。福祉の仕事に就くまでは、自分がこんなにもお年寄りが好きだとは思っていなかったのですが、福祉の仕事に就いてみてお年寄りと関わることが自分には合っていることに気付きました。

—今の仕事で大変な事は?

 入居者の「人生の仕舞い方」に、看護師として、チームとしてどのように寄り添っていくかに難しさがあります。私にとっては病院勤務の時にはあまり問題視していないことでした。しかし、入院中の生活よりも退院後の生活の方が長期となる可能性が高いですし、さらには入居者一人一人の異なるニーズにどのように対応するべきか、看護師としての「コーディネート力」が問われる大変さがあります。

—やりがいを感じるときは?

「ありがとう」、「あなたがいてくれて安心したわ」と言って頂けた時は、この仕事をしていて良かったなと思います。また、入居者とそのご家族の望んだ「逝き方」が出来たことに、ご家族と涙を流し合った、という経験は、私にとって看護師冥利に尽きるよい思い出です。

 

—これからの目標、将来の夢は?

 このホームでの仕事を天職と自負して、これからも高齢者と関わり続けていきたいと思っています。定年を迎えた後も、どんな形でもいいので高齢者に関われたら理想です。2~3年後を目途に、ケアマネージャーの資格取得を目指します。様々なことにチャレンジして自分の人生経験を豊かにし、看護師としてコーディネート力を高めていきたいです。

 

介護インタビュー5_2

社会福祉法人 聖隷福祉事業団
介護付有料老人ホーム 浜名湖エデンの園
居室サービス課看護係
介護福祉士 社会福祉主事 看護師
坪井 環さん

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