心筋梗塞の恐怖 心筋梗塞の症状・原因・前兆・予防
心筋梗塞2
動脈硬化や血管内のプラークと呼ばれる脂肪の固まりが破れて血栓ができ、冠動脈が詰まることで心筋に血液がいかなくなった状態のことを心筋梗塞と呼びます。主な症状としては胸の痛み、呼吸困難、吐き気、冷や汗といったものがあります。
心筋梗塞の原因
心筋梗塞の原因は、動脈硬化や血管内のプラークと呼ばれる脂肪の固まりが破れて血栓ができることにあります。
動脈硬化は生活習慣の違いによって大きく影響されます。例えば動物性脂肪の多い食事は、血中の悪玉コレステロールや中性脂肪を増やし過酸化脂質を増加させます。それらが血管壁に付着して血管を詰まらせたり血管が破れる原因になります。
心筋梗塞のリスク
男性は45歳以上、女性は55歳以上から心筋梗塞にかかる確率が上がります。その他にも喫煙の有無、血糖値が100以上、中性脂肪150mg/dl以上、LDLコレステロール140mg/dl以上、HDLコレステロール40mg/dl以下、最高血圧140/最低血圧90以上、といった項目に多く該当する場合は動脈硬化になる可能性が高いようです。
心筋梗塞の予防方法
心筋梗塞の予防は動脈硬化の予防でもあります。食生活をはじめ、様々な生活習慣を変えていきましょう。
1、バランスの取れた食事を取る
様々な食品をバランスよく取ることは基本中の基本ですが、近年では抗酸化食品に注目が集まっています。抗酸化食品とは、様々な病気の原因となる活性酸素の働きを抑える抗酸化物質を含む食品のことをいいます。そばや大豆といった私たちが日頃から食べている食品に多く含まれています。また、青魚や豆類に含まれるオメガ3脂肪酸には血液中の脂質濃度を下げる働きがあり心筋梗塞の予防に繋がります。
2、ダイエットをする
肥満は動脈硬化の原因の一つと考えられています。ダイエットをして動脈硬化の予防に努めましょう。
3、規則正しい睡眠
規則正しい睡眠を取ることで血圧を下げ、肥満を防ぐ効果があります。
4、喫煙、飲酒に気を付ける
喫煙は血管を萎縮させ動脈硬化の原因となります。お酒は飲みすぎに注意して程々に。
5、定期的な検査を受ける
健康診断で血圧、コレステロール、中性脂肪の値を検査し動脈硬化の進行度を診断しましょう。かかりつけの医師と良い関係を築き、生活・食事に関する指導を受けることも大切です。