新しい供養のかたち 第6回供養整理の時代へ
一年間、ワライフさんへコラムを寄稿させて頂きました。みなさん、コラムの内容はいかがでしたでしょうか?
仏壇じまい、墓じまいから始まって、新たな葬儀のカタチである施設葬のご紹介までを一年間、全6回のコラムでつづらせて頂きました。
供養整理が急激に増えてきている今、なぜ増えているのか、なぜカタチが変わってきたのかということが、皆様に少しでもご理解いただく手伝いになれていれば私にとって喜びです。
この一年でお伝えさせて頂いた内容を簡単にまとめて、このコラムを終えさせて頂きます。
増えている「仏壇じまい」「墓じまい」
今、最も増えている供養整理は 仏壇じまい、墓じまいです。
生活環境の変化、少子高齢化、親子同居率の低下が原因の多くを占めます。これまでの供養形態が現実破綻している家が大変増えたのをきっかけに、これからの新しいカタチに変えていく家が急増しています。
供養を無理なく、次の世代につなげていくための判断として、みなさん供養整理をされています。
新たな葬儀「施設葬」
そして新たな葬儀のカタチである施設葬の登場です。
見栄より実をとる選択
長寿化により本人及びご家族の医療費、介護費の負担増、葬儀の小規模化による喪家の葬儀費用の負担増、宗教心の薄れによるお布施への心理的負担増が大きな要因になっているのでしょう。
見栄より実をとる選択ができるようになってきているのだと思います。
葬儀までが「看取り」だという認識
施設側の取り組みも大きく変わってきており、「看取り」に対して積極的に受け入れている施設の方は、葬儀までが「看取り」だという認識をもちはじめています。
全国平均の葬儀費用の3分の1以下で費用が済み、それでいて故人様とご家族、大切な方にとっての良いお別れの時間を過ごすことで、葬儀の本質を取り戻し始めてきているという現状があります。
私が一年かけてつづらせて頂いたコラムの内容を、大きくまとめるとこういった内容になります。
大事に想うからこそ無理のないカタチで、供養が続いていくための供養整理
供養整理は一存でどんどん進めることが難しい問題です。時には心ない批判をうけることもあります。しかし現状と今後を見据えて、大事に想うからこそ無理のないカタチに変えて、供養が続いていくための供養整理に取り組まれる方々の後押しに少しでもなれればと願っています。
つたない文章に一年間、お付き合い頂きまして ありがとうございました。