年とともに気になるのが顔のしわやシミなどの「肌の老化」です。多くの方が悩んでいると思いますが、実は肌の老化には様々な原因があり、自分の肌を老化させている原因が分かれば、その対策もたてやすくなります。
肌を老化させている原因の種類と、対策法方法を知って、老化を防止し若返らせることも可能なのです。

肌を老化させている原因

肌の老化をさせている原因は主に3つあります。1つは“紫外線による老化”、2つ目は“身体機能の低下による皮膚の乾燥”、3つ目は“コラーゲンの減少による皮膚の菲薄化”です。

・紫外線による老化
日光に含まれている紫外線ですが、これをたった数分間浴びているだけでも肌は大きなダメージを受けます。強い光が長時間当たることで、シミやしわができ、乾燥してハリが無くなって皮膚が垂れる原因となります。

・身体機能の低下による皮膚の乾燥
人間は20歳を過ぎると、ホルモンの減少と共に角質の潤いを保つ保湿成分も失われていきます。そのため皮膚の間に隙間ができてしまい、水分の蒸発が起きて小じわが増えてしまいます。
アンチエイジング用の化粧品の多くは、自分で作り出せなくなった潤いを補うため、肌に入りやすく保湿成分が濃密になっていく仕組みになっています。

・コラーゲンの減少による皮膚の菲薄化
年齢の経過と共に肌の細胞は疲労し、弾力の元であるコラーゲンが減っていきます。コラーゲンが減少することで皮膚は薄くなり、ダメージを受けやすい肌となってしまいます。

肌の老化を防ぐためには

老化の最大の原因は紫外線にあります。そのため紫外線対策を行うことが、肌の老化対策の第一歩となります。紫外線を防ぐために、まずは日焼け止めクリームを購入しましょう。
日焼け止めクリームにはSPFやPAといった表記がありますが、これは紫外線によって肌が赤くなるまでの時間と黒くなるまでの時間を意味しています。これらの表記を基に自分に合った日焼け止めクリームを選ぶようにします。

肌に潤いを与える

乾燥した肌に潤いを与えるために、保湿成分の入った化粧水で失われた水分や皮脂を補いましょう。皮膚にしっかり水分を補ったら、保湿クリームを使って皮膚表面に膜をはって水分の蒸発を防ぎます。
薄くなった肌を元に戻すためには、ビタミンAを摂ることが効果的です。ビタミンAには皮膚細胞の分裂を早め、新しい皮膚の再生を促す効果があります。さらにビタミンCを摂ることもおすすめです。コラーゲン生成作用があり、肌のハリをよみがえらせます。