訪問介護師の全国的な人数は約20万人です。これは常勤ヘルパーの人数であり、非常勤ヘルパーの人数ではありません。非常勤ヘルパーの人数を加算するのであれば、約50万人ほどといえるかもしれませんが、訪問介護師の年齢層が高いことも課題になってきます。

また訪問介護師として働いている人も年々減ってきてしまっています。その理由として訪問介護は訪問予定がキャンセルになったり、日時が変更になったりすることで収入に変動があります。
また年齢層が高い理由として、介護保険の施行されたのが2000年4月からなので、当初の訪問介護師はどのように介護保険が動いているかの把握が早いのですが、若い者が介護保険がどのように動いていってるのか理解するのが難しく感じてしまうことが多いようです。
また共働き世帯が75％以上いる中、景気も低迷したままなので収入が安定していないことに不安を感じて訪問介護師から離職してしまうケースも少なくはありません。また若い人たちは核家族で育った人は介護が必要な人を身近に見ることなく育ってきたので、訪問介護の仕事に馴染むことができず、訪問介護師の仕事を嫌がる傾向にあります。

しかし現在の訪問介護師の平均年齢は40歳以上50歳未満です。現在の訪問介護師もいずれは限界がきてしまいます。そのため訪問介護師の人数が減ってしまうばかりで高齢化社会も進んでいくので、訪問介護師を利用したいという利用者がいても訪問介護師不足で利用できなくなってしまう可能性があるのが現状です。