短期入所介護サービス(一時入所)
家族が事情により、1週間程度介護が出来ない場合に利用するサービスです。
サービス内容はどうなっていますか?
短期入所介護サービスには大きく分けて二つあります。一つは「ショートステイ」と呼ばれるものです。特別養護老人ホーム(特養)に短期間だけ入所して、「入浴、食事、排泄」といった一般的な老人ホームでの介護サービスを受ける事が出来ます。もう一つは「短期入所療養介護」というサービスです。介護療養型医療施設や老人保健施設で、日常生活の介助はもちろんのこと、医療サービスを受ける事が出来ます。ですから、持病を持っている人でも安心して入居する事が出来ます。
利用するにはどうしたらよいでしょうか?
「要介護認定」を受けている必要があります。市区町村の「介護保険担当課」に行き、申請して認定を受けましょう。「要介護認定」には「要支援1と2」「要介護1から5」と当人の身体状況によって、区分けされます。「一時判定」として「訪問調査」というのを受けます。その次に「主治医の意見書」や様々な点を「専門家」が総合的に判断します。これを「二次判定」と呼び、該当する人は一時入所サービスを受ける事が出来ます。サービスを利用する方法として、「地域包括支援センター」という施設があります。そこには「ケアマネージャー」という専門家が居ますので、利用したいという旨を相談し、普通の”ショートステイ”が良いか、”短期入所型療養介護”が良いかを判断してもらうと良いでしょう。
費用はどのぐらいかかりますか?
「ショートステイ」の場合「要支援1と2」の人で1日500円から600円程度(一割負担)の支払いとなります。「要介護1から5」の人は1日700円から1000円程度(一割負担)の支払額となります。住んでいる地域の施設によっても額が変わってきますので、あくまで目安となります。「短期入所療養介護」の場合は医療に特化した介護診療型医療施設など、元々の支払額が高い施設は、比較的に割高となっています。