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のだや(26年初夏号掲載)

 

 実はすごいぞ!おにぎりパワー!!

温かいご飯になくて冷めたいご飯にある健康成分「レジスタントスターチ」がパワーの秘密です。

春の行楽シーズン到来です。この時期、お弁当に「おにぎり」を持って出かける機会も増えますが日本人の大好きな「おにぎり」の知られざるパワーをご紹介します。
パワーの秘密…それが「レジスタントスターチ」です。温かいごはんを冷ますことで現れる機能成分でまたの名を「難消化性でんぷん」と言います。「でんぷん」というと肥満のもととして女性に敬遠されがちですが、「難消化性」つまり〝消化されにくい〟でんぷんに姿を変えることで、腸の中で食物繊維のように働き、私たちの健康に貢献してくれるのです。普通のでんぷんと違って胃で消化されにくいため、小腸で吸収されずに大腸まで届くのが特徴。大腸で余分なコレステロールや毒素を吸着し、排出されるためダイ エット効果があり、太りにくいとのことです。またレジスタントスターチは、大腸内で腸内細菌の餌となり、「酪酸」「酢酸」「プロピオン酸」という成分に分解されます。

例えば酪酸は、腸の細胞の唯一のエネルギー源となり、細胞の生まれ変わりを促進するという、腸を若返らせる作用があります。大腸から吸収されて肝臓まで運ばれたプロピオン酸には、脂肪の燃焼を促す作用があることも確認されています。

また、冷めたご飯は、温かいご飯と比べて血糖値を上げにくいことが分かっています。これもレジスタントスターチの働きです。昔から現代まで変わることなく日本人に愛されるおにぎりにはこんな力もあったのです。すごいでしょ。さあ皆さんもおにぎりを持って出かけましょう!!

 

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