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西村なぎさのほんわか日暮らし 第12回

きっと幸せ。

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早いもので、2014年が終わり、2015年がやってきます。月並みですが、本当に月日が流れるのは早いです。特に日本は秋から年明けまで一気に駆け抜けると思いませんか?9月10月は秋祭り、商業施設には早くもハロウィングッズが並び、レストランにはかぼちゃを使ったメニューが登場します。その一方で、クリスマスケーキの予約が始まり、ハロウィンが終わるころにはお節料理も?!さらにハロウィンが終わると、次の日からはクリスマスグッズが占領します。紅葉も観に行かなくちゃならないし、イベントもたくさん。忘年会のお店も取らなくちゃ!もう大変です。私はカタコト英会話を習っていますが、アメリカ出身の先生は、そんな日本の光景がやはり不思議に見えるのだそうです。
アメリカではハロウィンの後、11月の終わりに感謝祭があり、この感謝祭が終わってから街中がクリスマスムードに変わるそうで「日本は早すぎる」と一言。確かにそうですね。少し、忙しない国かもしれません。そんな忙しい時期ですが、慌ただしさや、焦り、疲れなど一瞬にして吹き飛ぶものがあるんです。イルミネーションです。冷え切った空気の中、切なくなるほどキレイで、それでいてどことなく温かみがあって・・・そんな感じしませんか?
これからの季節、友人や仕事仲間、家族や大切な人たちと出かける機会が増えますよね。イルミネーションの中に身を置くと、なんだか自然に素直になれるというか、肩の力が抜けるというか。周りの騒音も消えるような・・・。
何も考えずに無になって、見惚れる瞬間がある。神秘的な瞬間。人工なものとはいえ、イルミネーションの前ではみんな笑顔。同じ顔して見つめてる。それって、きっと幸せな証拠。
良いことも悪いことも含め無事に過ぎようとしている2014年、新たに迎える2015年。こんなにたくさんの光に包まれて、輝く年になるに違いありません。
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