インタビュー 介護の現場から
グレイシャスビラ安城
人対人である事
「ありがとう」の言葉で感じるやりがい
愛知県安城市の住宅型有料老人ホーム「グレイシャスビラ安城」の介護の現場で働く、望月さんにお話を伺いました。
—仕事の内容は?
訪問介護事業所のサービス提供責任者としてヘルパー派遣業務の調整やお客様からのご要望・苦情等への対応や各担当ケアマネジャー等の他事業所との連携業務を主に任されています。
また、施設内(住宅型有料老人ホーム・訪問介護)サービス統括主任でもある為、イベントの企画・実施等でのお客様の満足度向上に努めています。
—この仕事を選んだきっかけは?
中学生の時に学校行事の一環として近くの特別養護老人ホームへ訪問し、ご入居されていた方達と交流させて頂いた時にとても喜んで下さった事がありました。また、母親が介護職をしており、高校生の時に母親が務める施設で1日ボランティアをさせて頂く機会がありその時にもご入居されていた方が初めて会う僕なんかに対し、とても優しく接して下さり、帰る時には笑顔で「ありがとう」と言って下さいました。元々他者の為になる仕事に就きたいとは思っていたので、「人対人である事のやりがい」を感じ、他者の為に働く事が出来ると感じました。
—今の仕事で大変な事は?
介護職である為、体力的・精神的にきつい事はありますが、そんなことは自分自身が好きでやっている仕事なのであまり苦には感じてはいません。ただ、現在、有料老人ホームのお客様が約100名いらっしゃり、お一人お一人のご要望にお応えし、介護の部分以外でも日々の生活の中でご満足して頂けるようなサービスを提供させて頂く事が難しく感じています。施設のコンセプトでもある、「お一人お一人の暮らし、自分らしく」実現の為にこれからもまだまだお客様と関わりを積極的に持ち、お一人お一人に合った生活スタイルを考えていく必要があると日々ひしひしと感じています。
—やりがいを感じるときは?
初めは無口で無表情だったお客様に対し長期間になっても日々の関わりの中で少しずつ信頼関係を築いていき、最終的に笑顔でお話しをして下さった時にはとても嬉しかったです。自分自身で考え行動すれば必ずお客様からなんらかの形で返ってくる事があるという部分は自分自身のモチベーションにもなっていると感じます。
また、お客様ご本人様だけでなく、そのご家族様から感謝のお言葉を頂ける時はとてもやりがいを感じています。
とにかく「笑顔」・「ありがとう」につきると思います。
—これからの目標、将来の夢は?
現在は介護保険サービスについて訪問介護のみでしか携わっていない為、他事業についてはまだまだ未熟な部分が多くある為、今後勉強し知識向上していきたいと思っています。
また、リハビリテーションや福祉用具等の専門的な知識も向上させる事により、色々な角度から一人のお客様に対しての対応方法を考える事が出来るようなプロ中のプロの介護士になっていきたいです。
住宅型有料老人ホームグレイシャスビラ安城
訪問介護事業所サービス提供責任者
施設内サービス統括主任
望月浩太さん(27歳)