季節の変わり目
季節の変わり目には体調不良が起こります。なぜでしょうか。
冬から春に変わる時は注意です
去 年の夏は記録的猛暑を記録し、11月から2月並の寒さを記録した日もありました。もう少しで季節は春となるものの、まだまだ寒い日が続きます。人間は季節 の変わり目には体調不良を起こしやすくなる生きものです。「子供は風の子」という言葉がある通り、若い人は季節の変わり目に関係無く、体が適応しやすくな りますが、加齢すればする程体力が衰え、自律神経が乱れやすくなります。特に異常な程寒い季節から、急に暖かい季節になると体に様々な変調が現われます。 自律神経の乱れによる身体的異常は、何かの病気かと思う程、顕著に現われる事もあります。
病院で検査しても何ともない?なぜ?
や る気が起きない、原因不明の微熱、体全体の痺れ、不眠、食欲不振、吐き気、眩暈…。この様な症状が現われると「病気ではないか?」という不安に襲われ、内 科や神経内科で診察を受けても問題がなかった場合は、季節の変わり目によって体が冬型の体質から春型の体質に切り替わっていない場合が大抵です。自律神経 が乱れると、日常生活に支障が出るほど身体的異常が現れる事があります。人間は原因が特定出来ずに体に不調が続いていると、「まだ見つかっていないだけで 本当は大きな病気ではないか」という強いストレスがかかり、それが更に自律神経に悪影響を与え、余計に症状が悪化します。
運動や食事で改善されます
自 律神経の乱れを整える方法としては、まずは規則正しい生活を送ることです。人間の睡眠は22時から深夜2時の間が最も大切です。出来れば22時には入眠し ましょう。冬の寒さによって朝もついつい遅く起きがちだったと思いますが、6時から7時には起きるとよいです。人間は人によって必要な睡眠時間が変わって きますが、6時間から8時間がベストと言われています。
もう1つ大切なのは、食事です。偏食をせず、バランスの良い食事を3食摂りましょう。また、冬はどうしても運動量が減ってしまいます。ウォーキングやスト レッチ等を行うだけでも、体の代謝を高めて、免疫力アップが期待出来ます。朝テレビで放送されているラジオ体操も非常に効果があります。