終活 第6回
トワーズ代表取締役 深谷憲弘氏
安心して余生を送るために 人生の終わりを自分らしくより良いものに
供養
こだわりの供養
供養には「行動」「言葉」「心」の3つの方法で、亡くなられた方へ供物を捧げる意味があります。
現代では様々なニーズに合わせ、オリジナルの供養が増えてきました。故人の生きた証として、こだわりをカタチに残されてはいかがでしょうか。
多様な供養形式
昔のしきたりに縛られず、自由に時代と共に変様する供養の形式ですが、近年では「海洋散骨」や「樹木葬」が人気です。
海洋散骨は、ご遺灰を大海という生命の源へ還したい方、生前に海を愛していらした方が望まれます。主流は、お墓などへの納骨後に一部を散骨されるやり方です。
樹木葬では、豊かな緑や美しい花々の下にご遺灰を埋葬します。墓地や霊園として認可を受け植樹した場所で、自然の中で安らかに眠ることができます。
これらの自然葬は、死後を大らかな自然へ還りたい思いで選ばれる方が増えています。また、大変な墓守を遺族にさせたくない方からも支持されています。
デザイン性の高さ
墓石にも新しいスタイルが取り入れられてきました。
今までは直線的なデザインが主流でしたが、近年では曲線を多用したものや洋風スタイルで美しいガラスを取り入れたものなども見られます。
また、住居スペースやライフスタイルを考慮したデザイン性の高いものも人気です。
ご遺骨の一部をペンダントやミニ骨壺などに納める手元供養は、故人を身近に感じて頂けます。ハイセンスでオリジナリティなアイテムで、故人やご遺族の好みやこだわりをカタチにされています。
偲ぶ心を大切に
他にも、様々な事情でお墓を継ぐ人がいないご家庭へ「永代供養」というものがあります。信頼できるお寺や納骨堂が、残された遺族に代わり供養と維持管理を行うものです。
故人が納得でき、ご遺族にとって無理や負担とならない供養のカタチを、ご家族で話し合ってみてはいかがでしょうか。
安心して供養をするため、お悩みのことがあれば葬儀社など専門家へご相談ください。
供養は故人を想い偲ぶことが何よりも大切です。