親の介護 番外編一
親の介護 番外編一
義父の入院
義父が体調を壊し入院しました。87歳をこえ体力も衰え、最近は風邪ぎみで食事も摂れず、腎臓の数値も悪くなったため大事をとっての措置でした。一週間が経ち、幸い食事も摂れるようになりだいぶ元気になってきました。順調にいけば近く退院も可能とのことです。しかし歩行はおぼつかずかなりの生活援助が必要な状態のようで「退院後」をどうするかが今の課題です。
退院後の行き場所
義母は80歳の手前ですが元気で今も現役で自営の仕事を続けています。そのため義父の介護にあてる時間的余裕はほとんどなく、また華奢な体格で大きな義父の体を支えたりする筋力、体力もありません。また義父母は義姉夫婦と同居していますがともに仕事をしています。入院前は要介護2で、週5日通いでディサービスを利用していましたが、今後は在宅での介護は難しいと判断し、施設への入所を模索しケアマネージャーさんと相談をはじめました。
まだまだ不足する施設
複数の施設を紹介してくれましたが立地、予算などいろいろ課題があります。何より空きがなく、近隣で今すぐは入れるところはない状況です。紹介していただいた有料老人ホームの費用は月額10万円以上のところがほとんどです。義父の場合、何とか年金で対応できる金額のようですが、一般的には蓄えがなく国民年金だけで入れる金額ではなく、そういう人はどうするのだろうと心配になります。
入所についての義母の迷い
何度かケアマネージャーと相談しているうちに運よく近くの住宅型有料老人ホームにたまたま空きができ、すぐに申し込みをすることになりました。自宅からも近いので運転免許を持たない義母も歩いていける距離で立地も良く、併設してディサービスの施設もあり昼間は入浴や好きなカラオケなどのレクレーションのサービスが受けられます。費用は月13万円くらいとのことです。
申し込みはしたものの義母はこのまま施設に入ることに迷いを感じているようです。現実的には時間、体力などの面から介護は難しいことはわかっているのですが、心情的におそらく「妻として面倒を看なくては」という思いがあるようです。