シルバー人材センター
シニアの活躍の場であり、助けを求めている人々がいます
シルバーとよく耳にしますが、具体的に何のことですか
定年退職した高齢者の人たちが、地域活性化のために働く組織のことです。高年齢者であっても、健康で技術のあるシニアは沢山います。まだまだ働ける、でも年齢からして企業で採用されることが難しい人が活躍しています。目的は元気なシニアが人助けをすることにより、生きがいを見つけることが1つです。そして普通の会社に依頼すれば、高額なお金を必要とする作業があります。しかし、シルバーにお願いすれば、技術あるシニアに、安い費用で確実にこなしてもらえます。お金に困ってる人や身体の悪い人など、社会的に弱い立場の人たちの大きな手助けとなっています。
仕事の内容や報酬はどれぐらいですか
あくまでボランティアよりであり、「生きがいを得るため」というのが目的ですので、高額収入は保障されていません。シルバー人材センターに登録することにより、登録者の技能や技術によって行う仕事は異なります。フォークリフト作業や大型トラックの配送など、大きな危険を伴う仕事は基本的にありません。報酬は全国平均で、月に10日程度の仕事をした場合で月額3万円から5万円となっています。
その技術を眠らせておくのはもったいないです
シルバーの仕事の1つに材木の伐採、軽トラックでの運送というものがあります。現在の若い人たちの自動車免許は、AT限定が主流となっています。ですから市などで無料で貸し出しているMTの軽トラックを運転することができません。また、材木の伐採や縛り方は少々の量ならば問題なくとも、大量となると経験者の技術が必要です。そこでシニアの人たちの出番となります。報酬は少ないかもしれません。ですが、「まだまだ自分はやれるんだ」という大きな自信につながります。そしてシルバー人材の力を必要とし、助けを求めている人は沢山います。仕事を生きがいとしてきた人たちは、定年し、これからが余生を過ごすというときに目標を失ってしまうと、認知症の発病率が高いという統計が出ています。「自分は社会の歯車の一部として活躍している」という自覚を失わないことが、健康で充実した日々を過ごせると言われています。