ターミナルケア-(終末期看護)を考える
人生の最後を迎える時
人には平等に死というものが誰にも訪れます。住み慣れた自宅で御家族様に看取られてゆったりと穏やかな気持ちで最期を迎えたいと思う反面。病気、家庭の理由等により、施設でスタッフに看取られ最期を迎える場合もあります 入所当時は身の回りのことご自分で行えていましたが、徐々に体力が低下していき、ベッド上安静となり全身が衰弱してきて終末期を迎えることとなりターミナルケア-を考える必要性が出てきます。
ターミナルケア-(終末期看護)の必要性
ターミナルケア-とは医師が診察され治療効果がなく、死に向かわれていくと診断し、御家族様に説明され、御家族様同意の下に、延命治療は行わず利用者様が苦痛を感じずに安らかな最期を迎えていただくように看取りを中心とした援助をしていくことを言います。ご家族様にとっても、死というものを受け入れるために時間的余裕ができ準備する時間が持てると思います。死期が迫っているような場合は御家族様の意思が尊重されます。最後は利用者様のそばで看取りたいと話されれば、早めに連絡を取り来所されるように伝えます。亡くなられた場合はご家族様に医師から死亡診断されたのちに死後の処置を行います。死亡時、看取りに間に合わなかった場合は、ご家族様が到着されたのちに、死亡診断、死後の処置を行います。どちらにしても尊厳ある死であることを念頭に置いて、丁寧な態度で接していく必要があります。
ターミナルケア-を考える
御家族様も利用者様も穏やかな表情で、最後が迎えられれば、良いターミナルケア-が出来たと考えます。施設内でも家庭と同じような雰囲気で最期を迎えていただきたいと思います。スタッフ全員が温かい気持ちでターミナルケア-が行えたらと思います。