【医療】義歯でお困りの方はいらっしゃいませんか?幸せを噛みしめられる世界基準のブランド義歯・BPS義歯(平成24年8月号掲載)
義歯でお困りの方はいらっしゃいませんか?幸せを噛みしめられる世界基準のブランド義歯・BPS義歯
私は、歯を作る職業である歯科技工士をここ豊橋市で業としています。歯科技工士という職業は、国家試験合格が必要な専門職です。
最新の治療と注目されていたインプラントによるトラブルが問題視されています。ここ豊橋でも、過去にインプラントの使い回しという不名誉な事件が明るみとなったことは記憶に新しい出来事です。
海外技工の問題も浮き彫りになっています。安いからと依頼した技工所が実は中国等の海外と繋がっており、知らぬ間に患者さんに、中国製の入れ歯・かぶせものなどが装着されるという信じがたい事例もあります。
だからこそ、本当に信頼できる入れ歯を患者さんへ届けたいという思いから、情報発信することを決意し、今回は特に義歯(入れ歯)に焦点をあてたいと思います。
歯が抜けてしまった場合、そこに義歯を入れないで放置すると、かみ合う歯はかみ合わなくなり、隣の歯は抜けた歯の方へ倒れていきます。こうして歯並びが崩 れて次々と歯を喪失しかねないのです。だからこそ、早期に抜けた部分を義歯で補わなければなりません。全ての歯を失うと総義歯を入れることになります。総 義歯では、吸盤の原理を利用して固定させることになります。その時重要なのは、口の中には、敵にも味方にもなりうる筋肉という存在です。現在の日本の保険 制度下で製作される総義歯では、型取りや入れ歯自体の材料に制限があるため、装着時は安定している総義歯でも、食べる時に安定が悪くなることがあり、多く の患者さんが不満を抱えているようです。それは、義歯安定剤の売上の伸びを見れば一目瞭然だと思います。では、そのような総義歯しかできないのでしょう か?
実は、しっかり安定して、落ちない、ずれない、浮かない、噛みしめられる総義歯を製作することは可能です。日常想定されるお口のまわ りの筋肉の動き(飲食時・笑顔)を三次元的に精密材料を使用して型取りをし、その時点でどう動かしても外れないことを確認します。その大きさの範囲内で人 工の歯を並べ、その動きのある型通りに高品質な材料で完成させる義歯、その名もBPS義歯。これは、ヨーロッパで開発された生体機能に適合させた義歯製作 システムで、日本だけでなく世界で認められているブランドの義歯です。
このシステムを行えるのは、BPSコースを受講し、試験に合格しなければ取り扱えず、日本では現在500名ほどの歯科医師、歯科技工士がこの国際ライセ ンスを取得しています。東三河の歯科医院にも数件該当施設があります。私も、歯科技工士としてこのライセンスを取得しています。現在、義歯でお困りの患者 さんは、必ずやこのBPS義歯により、幸せを噛みしめる義歯を手に入れることができるでしょう。保険適用の義歯に比べ価格は高価ですが、上下28本の歯を インプラントで治療するよりもかなり安価で製作することができ、賢明な選択になると思います。これからは、歯科医院に治療に行くのではなく、歯を選びにい く。そのような形になると素晴らしいと思います。
しかし、限られた診療時間の中で全て説明し、選んでもらう体制の整っている歯科医院は少ないのが現状です。だからこそ、このような情報誌で少しでも人々の幸せのために、本当に有益な情報を提供でるきっかけになればと思います。