訪問看護師といっても向き不向きな性格があります。訪問看護師として向いているのは柔軟で素直な性格であることです。訪問という文字のとおり、訪問される側の患者には自宅ということもあり、少なからずわがままを通るような錯覚に陥っている患者もいます。その時に看護師として指示してしまったり、意見を言ってしまうと、患者との間に壁ができてしまう可能性があります。そうならないためにも訪問看護師は患者のわがままにも付き合ってあげられるぐらいに柔軟で素直な性格のほうが向いていると思います。
また訪問看護師にはコミュニケーション力も必要となってきます。訪問看護はチーム医療です。医師や他の看護師との意思疎通ができていないと難しいでしょう。

訪問先にはいろいろな事情を抱えた人がいます。そのためしっかりと相手の話を聞くことができる性格のほうがいいかと思います。しっかりと話を聞くことで患者が何を求めているか把握することができるので、よりよいサービスを提供できるかと思います。また明るい性格も必要となります。訪問看護師との会話を生きがいにしている人も多いですし、寝たきりの方が多くいるので他人と会話することが楽しく感じる人もいます。そのため訪問時には笑顔で明るく対応できるといいです。

訪問看護師に不向きな性格は、コミュニケーション力がない人です。無理に自分を演じていると自分自身にストレスが溜まるだけではなく、本心からでる言葉は患者にも伝わるのでコミュニケーション力がない人には訪問看護師は不向きです。また1人で訪問看護するため体力に自信がなかったり、責任感のない人には不向きです。

このようなことを考えながら、自分が訪問看護師に向いているのか不向きなのかを考えてみてください。