訪問介護師の給料
訪問介護師の給料は常勤・非常勤の平均賃金は月給13万5000円ほどです。この金額は非常勤ヘルパーの場合ではこの金額に達することはできません。平均月給に達するには時給を1130円とすると、1ヶ月に約120時間サービスを提供しないといけません。また大都市の訪問介護では時給1700円以上のところもありますが、訪問介護師で手取り20万円を達するのは難しいかもしれません。またサービス提供責任者の平均賃金は月給20万4000円ほどです。
訪問介護師は利用者宅から利用者宅への移動時間や、利用者宅から事業所に書類を提出しに行く移動時間、記録をかく時間は労働基準法においては勤務時間として認められることになっています。しかしこれらの時間については介護報酬が支払われず、事業所の持ち出しになってしまうため、労働時間に含めていない事業所が目立っています。また非常勤ヘルパーより常勤ヘルパーのほうが賃金は高いです。なかなか常勤ヘルパーになるのは難しいと思いがちかもしれませんが、今は人手不足なため常勤ヘルパーになりやすい状態となっています。
近年では、コストがかかる訪問介護系事業から撤退し、利益を上げやすい施設系の事業に進出する民間事業者が多くなっています。そのため現在の介護事業は模索状態です。今後介護の場が変化するにつれて、訪問介護師の活躍の場も変わってくるでしょう。そのため給料の見直しがあるかもしれません。
そのため現在訪問介護師として働いている方やこれから訪問介護師を志す方は今後の動向を注意深く見守る必要があります。