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訪問介護師をとりまく現状

老老介護高齢化社会が進行して、高齢者が高齢者を介護する「老老介護」という在宅介護の現状が問題視されています。老老介護を行うと、介護されている人よりも介護している側のほうに大きく負担がかかってしまいます。そのため家族が手を取り合って介護をしても、介護は大変は重労働となってしまいます。そのため訪問介護師の存在は大きいです。

しかし在宅介護の現状をみていくと、要介護者を介護する場合に介護に要する時間は1日あたり平均6時間で、主介護者の介護時間は5時間で介護をする人の負担はかなり大きいです。また総介護時間が1日に12時間以上必要とする人は全体の15%以上です。在宅介護の場合は50%の人がデイサービスを利用していますが、訪問介護を受けている人は10%前後です。

デイサービスを利用する高齢者のほとんどは家族が帰宅するまで預けるという考えをもっていますが、訪問介護だと家にいなくてはいけないのではないのかという不安を持ってしまう家族も少なくはありません。確かに仕事中に家に1人でいさせるのは不安になってしまうかもしれませんが、訪問介護師をうまく利用することも一つの手段です。

また、訪問介護師の知名度がとても低いというのが現状です。しかし最期まで家で過ごしたいという希望を出している高齢者が多いので、訪問介護をうまく利用するようにケアプランを作ってもらうよう、訪問介護の必要性を理解していただくようにするために、介護に携わる人たちへの説明も必要になってくるかもしれません。

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