施設見学から入居までの流れ
介護施設選びのチェックポイント
どの介護施設に入居したら良いのでしょうか?
利用者の心身状況において入居施設を選びましょう
いざ自分が介護施設に入居したいと思った時や、介護者が家族を入居させたいと感じた時、何を基準にして何処の施設を選べばよいでしょうか。一度入ったら原則、亡くなるまで入居可能な「介護付有料老人ホーム」や「特別養護老人ホーム」があります。「認知症」や「寝たきり」の人が入居するのは、比較的この二つの施設が有名であり、身近です。介助の必要はほとんど無い「健康型有料老人ホーム」という施設もあります。こちらは建物内に娯楽施設が多くあり、アクティブシニアが利用する施設です。「介護療養型医療施設」では「医療の専門家」が滞在し、「医療器具」も整っています。
費用は非常に大切です
「特別養護老人ホーム」の場合は、「入居金」がありません。一度入居すれば月々の支払い(”食費””光熱費””賃料”等)だけとなります。一方「介護付有料老人ホーム」は「入居金」が発生します。入居金が高い場合、月々の支払額が安くなる施設や、入居金は安いが、月々の支払いが高くなるという施設もあります。同じ有料老人ホームでも支払い料金は異なります。また退去時に、入居金の一部が戻ってくる施設と戻ってこない施設があります。
入居金や月々の支払額を計算して、支払える額であるかどうかをしっかりと把握する必要があります。
見学に行って、サービス内容を確かめましょう
最近では何処の施設でもホームページがあり、施設内で行われるレクリエーションや設備、内観や外観を掲載しています。実際に入居者している人たちを間近で見るのも大切です。他にも介護士が介助を行っているところを実際に見るのも必要です。分からない事や疑問点は、見学の際にどんどん聞きましょう。見栄えの美しさだけで安心してしまい、家族を入居させてしまってから後悔しないように、下調べは入念に行いましょう。知り合いによる評判やインターネットでの口コミ等も参考にしましょう。
施設見学・体験入居チェックリスト
充実した老後を過ごすためには、介護施設選びは非常に重要です。入居前に各施設の特徴やサービス内容、立地といった条件をインターネットやパンフレットなどでしっかりチェックして、自分にあった施設を選びましょう。
立地条件
「スーパーなどの商業施設が近い」「自宅に近い」「自然が豊かである」などの自分が望んでいる生活スタイルに合った環境の施設かどうかを見てみましょう。
ここで重要なのは、入居直後ではなく10年以上先の生活を想像してみることです。長く生活することになるかもしれないので、安心して楽しく生活ができるようにするためにも、よく考えてみましょう。
この他にも、家族が面会に行きやすい立地であるかをチェックする項目として、「高速道路のインターが近い」「駅が近い」といったポイントも確認しておきましょう。
立地条件チェックリスト
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料金、費用
施設に入居する際に不安な点として、費用の問題があります。入居一時金や月額利用料、その他様々な費用が必要となります。この入居一時金と月額利用料ですが、これは施設の立地条件、医療・看護体制、設備といったもので変わってきます。
入居一時金の償却期間も施設によって異なり、償却期間中に退去した場合、決まった計算方式に従って返金されます。ただし、施設によっては契約時に100%償却されることもあり、この場合は退去時の返金はありません。
月額利用料は、光熱費が管理費に含まれている施設もあれば、別で請求する施設もあります。費用面でトラブルにならないために、以下のチェックリストをしっかり確認しておきましょう。
料金・費用チェックリスト
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設備、スタッフの対応
介護施設の設備は、数多くの医療設備を整えたところや、娯楽設備を充実させたところもあれば、必要最低限の設備しか用意していない施設もあります。
もう一つ重要な点として、施設全体がバリアフリー化されているかも見ておきましょう。廊下や共用スペースは車椅子での移動が可能か、手すりが随所に設置されているかを確認すると良いでしょう。
スタッフの雰囲気を見ておく事も大切です。スタッフの表情や入居者への接し方などをチェックすることで、施設全体の雰囲気を知ることができます。
設備・スタッフの対応チェックリスト
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入居者の表情、その他
施設で楽しく生活するために、生活を共にする入居者の雰囲気も重要なポイントです。入居者の表情やいきいきとしているか、笑い声があるかなどを確認しておきましょう。
介護施設では、季節ごとの様々なイベントやサークル活動などを行っています。自分の趣味・趣向に合ったイベントやレクリエーションを行っているかをチェックしておきましょう。
医療面では、協力医療機関の診療科目を確認しましょう。内科、外科だけでなく、歯科、眼科、整形外科、泌尿器科があると良いでしょう。他にも協力医療機関との連携体制は十分整っているかも重要です。
入居者の表情、その他チェックリスト
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