遠望峰山(愛知県 蒲郡市)
「概要」
まず蒲郡市役所の東から3キロくらい北に行ったところにある白龍池から、聖山を登っていきます。山頂には磐座(いわくら)が祀られており、続く尾根道を入って遠望峰山へ向かいます。
聖山から少し下りますが、ほとんどが登りの尾根道になっています。陸橋を渡って急坂を5分登り、標高443メートルの草原広がる山頂に到着します。
以前は「遠望峰ランド」という人工のスキー場があったそうですが、現在は撤去されています。かつては展望レストランがあったのですが、今は営業されておらず…しかし変わった形をした建物は残っていて、ガラス張りの室内にはベンチやテーブルなどが残されています。
風の強い日でも暖かく、お弁当を広げて眼下の景色を楽しむのも楽しいでしょう。
帰りは陸橋のところまで戻り、そこから柏原への下山口が続いています。かなりの急勾配の山道を一気に下っていくと、「大岩」と書かれた大きな岩を通り過ぎミカン畑に入っていきます。
蒲郡はミカンが有名ですが、林道沿いのミカン畑から捨てられたのだろう摘果されたミカンの山が、山の斜面のあちこちで見られます。甘いような腐った臭いがするので注意しておきましょう。
ミカン畑の向こうに見える蒲郡の市街地と三河湾を眺望しながら、のんびりと歩くのも楽しいものです。山の南側になるので比較的暖かく、冬場の登山にはもってこいの場所になっています。
「アクセス」
車でのアクセスが便利になります。音羽蒲郡ICから三河湾オレンジロード、国道473号、市道と進んで15分程です。駐車スペースは、白龍池から林道を600メートルほど登った急カーブの先にある登り口の手前になります。
「その他」
この山を登る前に登る聖山ですが、里山の山道を黙々と登っていくと30分程で山頂に着いてしまいます。山頂は木が茂っていて見通しが悪く眺望を望むことは出来ませんが、登山道から垣間見られる三河湾を眺めながら体慣らしのつもりで登っていくと気持ちいいでしょう。
全部の工程で大体三時間ほど。無理なく休憩をこまめに取りながらのんびり山登り出来るコースになっています。