鉛山(愛知県 新城市)
「概要」
新城市鳳来地区の愛知県、静岡県の県境近くにある山です。その昔武田信玄が鉛を取った山と伝えられていて、入り口にある阿寺の七滝が気持ちの良いコースです。
この滝は全長64メートルで七段の階段状に水が落ちていきます。巣山高原から流れてくる阿寺川の水が流れてきていて、最下段の滝の左上に祠があります。
緑に囲まれて光差す姿がとても綺麗ですが、紅葉の頃のまた違った味わいで美しいと思います。少し行ったところに猿滝というやや小さめの滝もあり、自然が目に楽しい登山になるでしょう。
自然歩道を行って20分ほどで鉛山峠に出て、多少分かりにくいが登山道を入っていきます。峠から15分ほどで山頂に到着。
標高461.4メートルからの眺望は残念ながら見られませんが、途中の景色を堪能しながらゆるい坂をゆっくり登っていくことができます。比較的初心者向けのコースになりそうなので慣れた人は近くにある別の山にチャレンジしてもいいかもしれません。
水場の多い道なので雨の後などは滑りやすくなっています。阿寺の七滝に下る最後の岩を削った階段など、注意が必要です。
また猿滝手前のポイントで木が倒れていたり道が崩壊していたりするなど、不安定な山道が続いています。木々の上を渡り歩くときなどは十分気をつけてください。
「アクセス」
阿寺の七滝に駐車場があるので、車でのアクセスが便利でしょう。豊川ICから国道151号、県道439号、県道442号で50分ほどになります。
駐車場入り口の前に無人有料駐車場があるので、300円支払って入ってください。新城市バスの秋葉七滝線に乗って終点の向久保バス停まで乗って、鳶ノ巣山を越えて入るルートもあるようです。
「その他」
山慣れした方には近くの鳶ノ巣山への登頂もおすすめします。北東方向に直線距離で5キロほどのところにあり、740メートルと少々高めですがこちらから登って鉛山に入っていくこともできます。
こちらにも滝があり、涼しげでパワーのもらえる場所になっています。水量も豊富で圧巻の流れ、滝巡りの山登りは夏にぴったりでしょう。